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<精神分析入門> 4.ルネッサンスから現代へ しかし、私はここでヘブライズムがヘレニズムに劣っていると主張するつもりは全くありません。心というものを合理的に説明しようとしても必ず限界にぶつかります。心の深い理解にはヘレニズムはヘブライズムには太刀打ちできなかったのです。それゆえにこそキリスト教神学がヨーロッパ人の心を支配する時代が続くことになったのですし、ルネッサンス期以降も西洋哲学はヘブライニズムとヘレニズムの内的な対話という形で宇宙と人間と神についての問いを深めていきました。その一つの結節点がカントの認識論です。 こうして、西洋のヘブライズムとヘレニズムが様々に全世界に拡散していきました。 |