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<精神分析入門> 12.うつ病の精神分析的な理解の歴史 3.クラインからビオンへ クラインの後、ビオンの影響の下にグリンバーグ(1992)は多くの分析家たちの抑うつの研究を概観し、フロイト、クラインの中にあった無意識的罪悪感と早期の罪悪感の認識に注目し、正常な悲哀の仕事を妨げるものとしての迫害的罪悪感の概念を確立しました。そして、迫害的な罪悪感のために正常な悲哀の仕事が妨げられ、病理的な喪のプロセスが発動し、その結果として精神病理現象や身体疾患が起こること、他方抑うつ的な罪悪感が償いの機制の基礎にあって初めて正常な悲哀の仕事が成功することを明らかにしました。 |